Lightning Web Componentについてまとめてみた
Ubiregi Advent Calendar 2018 の19日目です。
初めまして、 ユビレジでコーポレートエンジニアを担当している @sasuke1013 です。
Salesforceをメインとして、社内システムの構築や改善を行なっております。
今回はSalesforceのLightning Web Componentsについて、現時点での情報をまとめてみました。
Lightning Web Components とは
2018年12月13日のSalesforce World Tour NewYorkにて、新たな標準ベースのプログラミングモデルとして、Lightning Web Componentsを発表しました。
2014年、Lightning Experienceの標準の開発モデルとしてLightning Componentが登場しましたが、現在までにWeb標準が大きく変わった為、現代の標準に合わせる狙いがあるようです。
また、Spring'19(19年2月)のリリースより提供を開始し、ドキュメント等も公開予定との事です。
従来のLightning Componentからの大きな改善点
- 現代のWeb標準に合わせる
Lightning ComponentではJavaScriptのES5までのサポートでしたが、JavaScriptのES6以降をサポートしている為、簡素化された構文での記述が可能となります。
- Lightning Componentモデルとの相互運用性
AuraベースのLightning Component上で、Lightning Web Componentが使用可能になります。
- パフォーマンスの向上
JSとLightning Data Serviceと組み合わせる事で、従来のLightning Componentのフロント側(Lightning Component+JavaScript)→サーバー側(Apex)→DBへのアクセスが、フロント側(Lightning Web Component+JavaScript)のわずか数行の記述でDBへのアクセスが可能となります。
開発環境について
現在のLightning開発ではVisualStudioCode、Force.com IDE(おそらくマイノリティ...)のどちらかと思いますが、今後はSalesforceの公式でVisualStudioCodeに絞っていくというアナウンスがありました。
VisualStudioCode内に、Salesforce拡張パック、Lightning Web Componentsの拡張機能をインストールする事で開発が可能となるようです。
まとめ
今後このリリースによってLightning開発のスタンダードが大きく変わると思います。
Salesforceの開発環境がコロコロ変わる為吸収するスピードが求められますが、地道にマスターしていければと思います。
また、Lightning Web ComponentのTrailheadが用意されていますので、興味のある方は以下のリンクからお試しください。
以下、今回参考にしたサイトです。
https://developer.salesforce.com/blogs/2018/12/introducing-lightning-web- components.html
https://developer.salesforce.com/blogs/2018/12/developer-tools-for-lightning-web-components.html